先週配信したアンガーマネジメントメールマガジンの記事を再配信します。
(2024年1月11日配信分)
今日のテーマ
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「怒る」と「叱る」ともうひとつ
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先日、震災の報道を見ていたら
もっと大変な状況の人がいる中で
避難場所にいられるだけでありがたい、
これ以上わがままは言えない
そんなことをお話になる方が
いらっしゃいました。
そして、その様子を取材していたキャスターは
自分が無理をしていることに気付いていない方もいる
それはわがままではなく必要な要望だから
我慢せずに伝えて欲しいと思う
という趣旨のコメントを
されていたんですよね。
これを見た時に
あぁ、そうだなって思いました。
我慢は美徳とされる向きもあるけれど、
本当のことを伝えないと
本当のことは分かってもらえない。
出さない声は無いものとして扱われ、
本来できるはずの対応も
なされなくなってしまうかもしれません。
そしてこの構図、
怒りも同じだと思うんです。
いや、何もね、
我慢せずに「怒れ」というのではありません。笑
怒りの表現というと感情を前面に出した「怒る」や
教える、指導する「叱る」をイメージしますが
そうではなくて、
「こうして欲しい」
「これに困っている」
と伝えること、
リクエストする方法もありますよね(*^^*)
もちろんそのリクエストが通るかどうかは
その状況や相手、内容によると思いますが、
伝えること、リクエストすることを
必要以上に我慢してなくてもいいのではと思います。
そしてこの
「必要以上に」も難しいところ。
どこからが必要以上で、
どこまではそうでない範囲なのか、
明確な答えはありません。
だって、受け入れの幅は人によって違いますし
価値観の違いもありますしね。
ただ、アンガーマネジメント的に考えて
長期的にみて自分が受け入れ続けられる範囲かどうか
は指標にできるかなと思っています。
まあいいや、と思えるなら
言わなくてもいいかもしれないけど
毎回、毎日イライラしているなら
伝えてみるのも方法のひとつかもしれない。
怒りの裏には
困ったな、不便だな、嫌だな、辛いな、不安だな
痛いな、寒いな、気持ち悪いな、しんどいな
などなど、
マイナスな感情や状態が共にあります。
そうした気持ちや感覚を無いものにせず
そこにあることを認めた上で
どうしたいかを考えられるといいですよね(*^^*)
そうやって、
自分を大切にできたら
人も同じように大切にできる
そんな気がします。
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